
読書日和
@miou-books
2025年10月19日
アフターブルー
朝宮夕
読み終わった
内容知らないまま借りてきてけど、一気読みしてしまった!
これがデビュー作?!納棺師、というか損傷の激しい遺体をご遺族が対面できるよう復元、整える仕事をされている5人の納師たち-2課の皆さんのお話。一話ずつ主人公が変わっていき、それぞれの抱える背景などがわかっていく。事故、自殺、事件、思いもよらぬ形で亡くなることもある。見た目が大きく変わってしまう事もある。遺された家族が最後のお別れができるよう最善を尽くす納棺師たち。
この本ができるのに、どれだけの取材をされたんだろうか。
そしてお葬式ってやはり遺された家族のための儀式だよなあ。気持ちの整理とかって儀式がないと、なかなか進めないかもなぁ、と思ったり。
次の章が気になって一気に読んでしまったけど、各章のタイトルも美しくて素敵。
登場人物たちそれぞれの今後の幸せを願ってやまない。
『だってみんな、自分の最後があんな姿になるなんて思ってないでしょ?でもね、そうじゃない人もたくさんいるの』


