アフターブルー

27件の記録
- ふじこ@245pro2025年9月25日読み終わった損傷の激しい遺体を専門に扱う納棺師たち。「だってみんな、自分の最期があんな姿になるなんて思ってないでしょ?」綺麗な状態で棺に収まるのは、決して当たり前ではない。自分の心の喪失と向き合いながら、ご遺体を修復していく。触った頬が冷たい描写に、心がざわざわと落ち着かなくなる。大切な人との別れは、ある日突然訪れるかもしれない。ならばせめて、お別れを言えるように心を尽くす。これからも生きていかなければならない人たちに寄り添い、そっと手を差し伸べる。悲しくてやさしい余韻に、心がぎゅっと掴まれる。
- ran@ranraranruran2025年9月7日読み終わった宝物になった物語がまた増えた! 納棺師の仕事で出会う亡くなった方、ご遺族を通して生きていくことについて考える。抱えてしまったものが下ろせなくてもいい。苦しかった昨日、ちょっと嬉しいことがあった今日を紡いでいきながら、そのままの自分で歩けばいい。
- り@rior10382025年8月28日読み終わった@ 自宅ジャケ買い!読めて良かった🥲 あまりの描写の繊細さにしんどくなって、想像しすぎてつらくなって、感情移入しすぎてぽろぽろ泣きながら読んだ。 葬儀会社や納棺師がいい顔されないお仕事、なのは別の小説でも読んでいて、でも、最期のお別れができるかできないかはこの後生きていくために大切なことな気がして。 うまく言葉にできなくてもどかしいけど、登場人物みんなが、大切な人をなくした彼らが、希望のあるこれからを生きてくれたら嬉しい。 カバーを外した本の顔もすてき。