K.K.
@honnranu
2025年10月19日
読み終わった
ホラー
講談社タイガ
内藤了
シリーズ一作目。レギュラーメンバーのおめみえといった内容。240ページあたり中短編二本、「手足を奪う霊」160ページ「札の辻キリシタン無念の火」70ページ。よろず建物因縁帖シリーズが一冊長編一本なのに対するとやや軽め。講談社タイガの稼ぎ頭なので、一作あたり背景事情や解決方法まで作り込んでいた前述シリーズに比べると量産体制が可能な企画にしたのかな?と下衆の勘繰りが働くものの、人の世に知られぬところで公吏が霊障を処理するというフォーマットには胸が躍る。講談社タイガの一年目二年目頃の薄くて読みやすかった作品を思い出した。
