
土田(つちだ)
@chappa_61T
2025年10月19日
ある人殺しの物語 香水
パトリック・ジュースキント,
池内紀
読み終わった
いつか読んでみたいと思い続けて何年経ったか、ようやく手に取り二日で読み終えました。引き込まれた。膨らみすぎた期待を遥かに超えてすごく面白かったです。
主人公の行動原理は「匂い」だけ。狂気。富だの名声だのに揺らぐことなく、物語のはじめからおわりまで一貫していたこの狂気こそが、匂いの天才を天才たらしめていたように思う。ドラマチックだけど無駄がなくて、エキセントリックなのに読みやすいお話でした。




