

土田(つちだ)
@chappa_61T
紹介できる自己がない 隙あらばお茶を飲む
- 2025年10月10日踊れ、愛より痛いほうへ向坂くじら読み終わった鮮烈なタイトルに惹かれて購入。めちゃくちゃ面白かった。バレエだけどヒップホップ。読後感としては『推し、燃ゆ』に近い 何かを選ぶということは何かを選ばないと決めること、即ち可能性を閉ざすことで、だからわたしは何かを選択することが苦手なのだけれど。それが愛という大義名分のもとに自分の預かり知らぬところで決定されていたと知らされたときの感情。既存の言葉を探して当てはめるのではなく、自分でその感情に名前を与えること。頭が割れて、感情が溢れる。母に望まれて子宮から追い出されること。弔い。逃走。自由。走れ、じゃなくて踊れ、なんだな 「右足が空へ向かって高く上がると、頭はかぎりなく地面へと近づく。」(p.3-l.2) 型通りが求められるバレエとオリジナリティが評価されるbreakin'。対極にあるように見えるこの2つのダンスが最初の一文だけでは区別できなかったのが面白かった。わたしが勝手に共通点を見出して面白がっているだけで本書にブレイクダンスの要素はひとかけらも出てきません(ド派手に恣意的な誤読をしています)
- 2025年10月9日どうぞ愛をお叫びください武田綾乃読み終わったゲーム実況グループを結成した男子高校生4人組の青春物語。最後まで爽やかでおもしろかった! けどヒヤヒヤする! SNSとの付き合い方とか権利関係の認識とか……(インターネット老人でごめん) 「好き」にまっすぐな姿はそれは尊いものだけど、自分の「好き」の出力を調整できるのだってすごい才能だと思うよ わたしはその辺の調節があんまり上手じゃないので……へへ…… 己がリアルタイムで通ってきた道を高校生が歴史として語っていることに若干の居た堪れなさを感じつつ、冷やかしじゃなくて本気で向き合ってくれてありがとうという謎目線で応援してしまった。勝手な視聴者だなあ
- 2025年10月6日常盤団地の魔人佐藤厚志読み終わった出てくる大人がみんな信用できない!!!! 子供だって人間なんですよオロロ〜ン…… 子供が悪いことをしても叱る以前に気づくことすらないほど子供のことを見ていないし、見つけたとてそこで行われるのが対話ではなく暴力なのが本当に救いがなくてつらい。子供たちも別に助けを求めるわけでもなく……だってそれが日常だから……愛がない……ホヨヨ…… 面白さよりつらさが勝ってしまう やるせない
- 2025年9月21日応援消費 社会を動かす力水越康介読み終わった「好きだから(今後も生産/活動を続けてほしいから)買って応援する」という行動には身に覚えがある。でもそれって本当に応援になってるの?というある種の不安から興味をもって手に取った本。 「応援消費」というムーブメントの是非を論じる本ではなかったので、わたしの期待に完全に応える一冊ではなかったけれど、「寄付(贈与)」と「応援消費(交換)」の差異、そして「応援消費」行動拡大の背景にあるマーケティング概念の適用範囲の拡張についての解説はそこそこ面白く読めました。ちょっと難しかったけど。
- 2025年9月20日アンドロイドは電気羊の夢を見るか?フィリップ・キンドレッド・ディック,フィリップ・K・ディック,土井宏明,浅倉久志読み終わった
- 2025年9月14日
- 2025年9月10日
- 2025年9月5日「本をつくる」という仕事稲泉連かつて読んだ再読中夏の帰省で実家から持ち出してきた本。 思えば昔から本を読むこと(本の中身)だけじゃくて、製品としての「本」そのもののことも好きだったな〜。一冊の本が一人の人間に届くまでに、どれだけの工程があるのか、どれだけの人が関わっているのか。途方もないことのように思えるけれど、きちんと見渡せる人になりたいですね。
- 2025年8月18日
- 2025年8月18日
- 2025年8月4日ポルターガイストの囚人上條一輝読み終わった張り巡らされた伏線が綺麗に回収されていくのが爽快。超常現象を信じる人と信じない人のどちらも登場する、そしてどちらの立場であっても辻褄を合わせようと思えば合わせられる真相の描かれ方。そのバランス感覚に安心できますね。今作も面白かったです! (微ネタバレ) 章タイトルの付け方〜〜〜〜ッ!
- 2025年7月18日ミシンと金魚永井みみ読み終わった認知症を患った女性の一人称視点で書かれた自叙伝的小説。 ……という設定だけ聞いて、時系列的に混乱した文章が続くのかな〜という先入観を持って読み始めたのですが、すぐにその偏見を恥じました。思い出した順に喋ってるだけで、本人の中では語りに筋が通っている。周囲と流れている時間が少し違うだけなんだ(って簡単に言うけどそこから生まれる衝突や困難は無視できないよね、複雑)。 幸せって用意されるものじゃなくて自分で見つけるものでしかないんだなあとしみじみ。
- 2025年7月5日
- 2025年6月20日語学の天才まで1億光年高野秀行読み終わった今のテンションなら読めるッ! と言語熱がぶり返してきたのを弾みに積読の山から掘り起こした一冊。面白かった〜! 言語に対する興味とは裏腹に実践の機会を逃してきたことに対する後ろめたさみたいなものがあるのですが、ここまで突き抜けた行動力のある人の学びの記録を読むと「つべこべ言わずに楽しめ!!」と己を鼓舞したくなりますね。リハビリしていくぞ〜
- 2025年6月20日
- 2025年6月11日語学はやり直せる!黒田龍之助読み終わった言語学・語学熱再燃の気配を感じて黒田先生の著書をば。好きなものを好きなように、しかし徹底的に学ぶスタンスに励まされる。 黒田先生の本はどれも面白くて読みやすい。外国語学習に疲れたときに読むと萎れかけた情熱を呼び覚ましてくれるのでオススメです。
- 2025年6月8日
- 2025年6月6日共感と距離感の練習小沼理読み終わった自他の境界線をむやみに踏み越えようとはしない姿勢が好きだし、わたしもそうありたいと常々思っている。それでもわかろうとすることを諦めないこと。毎日がタイトルの通りである
- 2025年6月1日お茶とミサ: 東と西の一期一会ピーター・ミルワード,Peter Milward,別宮貞徳,森内薫借りてきた読み終わった日本の茶会とキリスト教のミサ、ひいてはイギリスのアフタヌーンティーに類似性を見出した著者による比較文化研究本。茶会はキリスト教(ミサ)の影響を多少なりとも受けているのではないかとする考察は、感覚としてはわかる部分もあるが論拠として示されるエピソードは想像の域を出ず信憑性に欠ける 学生のころ似たようなテーマでレポートを書こうとしたんだけどあまりにも頼れる史料・文献が見つからなくて挫折したんだよな〜〜〜〜!
- 2025年5月31日アーモンドソン・ウォンピョン,矢島暁子読み終わった感情がわからない少年と感情を制御できない少年が友だちになるお話。ずっと気になっていた本。面白くて一気に読みました 特に第四部からエピローグにかけては読みながら鳥肌が立ちました。ユンジェの変化について良し悪しの判断を下すことはできないけれど、ゴニの変化は彼にとって良いものであってほしいと願っています。
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