

土田(つちだ)
@chappa_61T
紹介できる自己がない 隙あらばお茶を飲む
- 2025年11月23日
六人の嘘つきな大学生浅倉秋成読み終わった読み進めるうちに登場人物の印象が二転三転するフーダニット作品。この事件において「犯人」はいても完全な「悪人」はいない、というまとめ方が鮮やか。人のある側面を見ただけで全てを知った気になってはいけないという戒めが説得力をもって書かれていて、とても面白かったです。 告発されるような後ろ暗いことに「心当たりがまったくない」嶌さん、かっこよすぎる……! - 2025年11月12日
- 2025年11月12日
世界の適切な保存永井玲衣読み終わった記録されなかった歴史のこととか、街ですれ違うすべての人が名前を持っていることとか、海を隔てた向こう側で使われているたくさんの言語とか、認識していないだけで確かに存在しているもののことを考える時間が好きだ。たまに苦しくもなるけど。 本の感想というよりは、この本に触発されて思ったことを残したくなる。そういう本でした。 - 2025年11月5日
都市伝説解体センター 断篇集円居挽,尾北圭人,日部星花,月並きら,『都市伝説解体センター』(墓場文庫)読み終わったゲームクリア記念に。第5話がすき…… この3連休はひたすら都市伝説を解体していました。味わい深ぇ〜〜〜〜!!!!(あらゆるネタバレに配慮した感想) - 2025年11月4日
「選べない」はなぜ起こる?小島雄一郎読み終わった「(顧客・大衆・相手に)選んでもらうにはどうしたらいいのか?」という問いに答えていく前半のマーケティングビジネスについての章と、選択の主体を自分に移して「選べないなりの選び方」を提案する後半の社会学・心理学的な章のコントラストが面白かったです。 この内容を一冊にまとめるの大変だったんじゃないかな〜? - 2025年11月2日
変な地図雨穴読み終わった大変読みやすくてやさしいお話でした。 出題、手がかりの出し方、推理、種明かしの一連の導線が丁寧で、謎解きに不慣れな人・考察欲を満たしたい人が読むにはぴったりだと思います。立ち止まって自論を整理するもよし、展開に引き込まれて一気に読むもよし。面白かったです。 某声のデカい同僚が頭をよぎっては「愛が深ェ……」と頭を抱えたくなりましたが、偏った見方である自覚があるので自重した方がいいでしょう。反省。 - 2025年10月31日
ありす、宇宙までも(5)売野機子読み終わった今回もおもしろかった〜〜〜〜! 朝日田ありすさんと犬星類さんの与える⇔与えられる関係が双方向的なものなのが……いいよね…… そして毎度のことながら視座が高い 好きです - 2025年10月19日
ある人殺しの物語 香水パトリック・ジュースキント,池内紀読み終わったいつか読んでみたいと思い続けて何年経ったか、ようやく手に取り二日で読み終えました。引き込まれた。膨らみすぎた期待を遥かに超えてすごく面白かったです。 主人公の行動原理は「匂い」だけ。狂気。富だの名声だのに揺らぐことなく、物語のはじめからおわりまで一貫していたこの狂気こそが、匂いの天才を天才たらしめていたように思う。ドラマチックだけど無駄がなくて、エキセントリックなのに読みやすいお話でした。 - 2025年10月17日
- 2025年10月17日
- 2025年10月17日
- 2025年10月16日
- 2025年10月12日
- 2025年10月10日
踊れ、愛より痛いほうへ向坂くじら読み終わった鮮烈なタイトルに惹かれて購入。めちゃくちゃ面白かった。バレエだけどヒップホップ。読後感としては『推し、燃ゆ』に近い。 何かを選ぶということは何かを選ばないと決めること、即ち可能性を閉ざすことで、だからわたしは何かを選択することが苦手なのだけれど。それが愛という大義名分のもとに自分の預かり知らぬところで決定されていたと知らされたときの感情。既存の言葉を探して当てはめるのではなく、自分でその感情に名前を与えること。頭が割れて、感情が溢れる。母に望まれて子宮から追い出されること。弔い。逃走。自由。走れ、じゃなくて踊れ、なんだな。 「右足が空へ向かって高く上がると、頭はかぎりなく地面へと近づく。」(p.3-l.2) 型通りが求められるバレエとオリジナリティが評価されるbreakin'。対極にあるように見えるこの2つのダンスが最初の一文だけでは区別できなかったのが面白かった。わたしが勝手に共通点を見出して面白がっているだけで本書にブレイクダンスの要素はひとかけらも出てきません(ド派手に恣意的な誤読をしています)。 - 2025年10月9日
どうぞ愛をお叫びください武田綾乃読み終わったゲーム実況グループを結成した男子高校生4人組の青春物語。最後まで爽やかでおもしろかった! けどヒヤヒヤする! SNSとの付き合い方とか権利関係の認識とか……(インターネット老人でごめん) 「好き」にまっすぐな姿はそれは尊いものだけど、自分の「好き」の出力を調整できるのだってすごい才能だと思うよ わたしはその辺の調節があんまり上手じゃないので……へへ…… 己がリアルタイムで通ってきた道を高校生が歴史として語っていることに若干の居た堪れなさを感じつつ、冷やかしじゃなくて本気で向き合ってくれてありがとうという謎目線で応援してしまった。勝手な視聴者だなあ - 2025年10月6日
常盤団地の魔人佐藤厚志読み終わった出てくる大人がみんな信用できない!!!! 子供だって人間なんですよオロロ〜ン…… 子供が悪いことをしても叱る以前に気づくことすらないほど子供のことを見ていないし、見つけたとてそこで行われるのが対話ではなく暴力なのが本当に救いがなくてつらい。子供たちも別に助けを求めるわけでもなく……だってそれが日常だから……愛がない……ホヨヨ…… 面白さよりつらさが勝ってしまう やるせない - 2025年9月21日
応援消費 社会を動かす力水越康介読み終わった「好きだから(今後も生産/活動を続けてほしいから)買って応援する」という行動には身に覚えがある。でもそれって本当に応援になってるの?というある種の不安から興味をもって手に取った本。 「応援消費」というムーブメントの是非を論じる本ではなかったので、わたしの期待に完全に応える一冊ではなかったけれど、「寄付(贈与)」と「応援消費(交換)」の差異、そして「応援消費」行動拡大の背景にあるマーケティング概念の適用範囲の拡張についての解説はそこそこ面白く読めました。ちょっと難しかったけど。 - 2025年9月20日
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?フィリップ・キンドレッド・ディック,フィリップ・K・ディック,土井宏明,浅倉久志読み終わった - 2025年9月14日
- 2025年9月10日
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