砂場
@faraway
2025年10月19日
九年目の魔法【新装版】
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ,
浅羽莢子
読み終わった
目次で若干ネタバレをくらったとショックを受け、主人公の親に苛立ったけど、だんだんそれどころではなくなってきた。
詩人トーマスとタム・リンの知識があった方が楽しめたかも。後者は別の本で出てきた時に多少調べたからまだよかったけど、ちゃんと読んだことはない。外国の本って、宗教とか根本的なところが違うから、本当に理解することはできないのかもしれない、とは思う。
真実が思ってたより恐ろしかった。
同じ作者の別の本でも思ったことがあるけど、冗長にも思える日常からの怒涛のファンタジーが癖になる。
もう一周はしたい。翻訳も読みやすかった。
(追記 ネタバレ?)
終盤の毒人参のやつは、日本で言うところの藁人形的な、イギリス人ならみんな知ってるやつなの?独自のやつなのか?
ローレルをやっちまえば解決よ!と思ったけど、そうはいかず……犠牲は続くってことよね
セブ、いい人ではないかもしれないが好きなアーティストのポスター貼ったりする普通の男の子だったのに…
偶然にも、今年読んだ『英国幻視の少年たち』と『魔法使いのお留守番』と近いとこがあった。もちろんダイアナ・ウィン・ジョーンズの方が大先輩なんだけど。

