
シロップ
@sirop
2025年10月20日

ジャクソンひとり
安堂ホセ
買った
読み終わった
あっという間に読んでしまったけど、わかったようなわからないような不思議な疾走感が残ってる。たぶん、というかきっとわかってないんだと思う。
ひたひたと迫ってくる生々しい何かがあって、とても知っている気がするのに、それは単なる思い違いに過ぎないと言われてるような感じ。
気分なんて誰にでもあるのに、行使できる側と禁止されている側がある。そこらじゅうにある権力の勾配。
文体がとても変わっていてすきだなと、この作者を読むたびに思う。ぬるっと滑っていくような湿り気があって。
