
ジクロロ
@jirowcrew
2025年10月19日
イデオロギーの崇高な対象
スラヴォイ・ジジェク,
鈴木晶
読んでる
「道徳律は、現実(リアリティ)によってわれわれに課せられた限界をいっさい考慮しない無条件の命法という〈現実界(リアル)〉である。それは不可能な命令なのである。「おまえはそれができる、しなければならないのだから」。社会的法はわれわれの恒常性(ホメオスタシス)を調整する。道徳律は、無条件の強制力という要素をもちこむことによって、その恒常性の中に不均衡をつくりだす。カントの究極の逆説は、このように理論的理性よりも実践的理性が優位に立つということである。われわれはまさに定言的命法の「非合理な」強制力に屈服することによって、外的な社会的拘束から解放され、自律した啓蒙された主体に特有の成熟を達成することができるのだ。」
p.157
どんな残虐な行為でも、それが道徳律に準ずるのであれば実行される。
道徳律は自己の限界を超えさせる霊力持つということ。