
Sanae
@sanaemizushima
2025年10月20日

みえないもの
イリナ・グリゴレ
読み終わった
前半はお子さんとの会話、子供が持つ純真なものの見方を大切にしていて、母親である著者もそれを楽しんでいる姿が微笑ましかった。
お母さんである著者も、どうしてそんなに綺麗な心のまま大人になれたのだろう?と思うくらい純粋で、不思議な輝きを放っている。
後半は“彼女“で語られる辛い話が続き、傷がむき出しで読み進めるのに辛かった。
前半同様、幻想的なシーンや表現はいくつかあるものの、人々の語りの中で聴き過ごしてしまうかもしれない小さな声を拾い上げてくれて(それがたとえフィクションであっても)、わたしたちに示してくれたのはありがたいことだと思った。







