
うえの
@uen0
2025年10月20日
一心同体だった
山内マリコ
読み終わった
私たちも分断させられていたのかもしれない。
この続いていく円は、平面ではなく、螺旋のように上へと繋がって、あのガラスを破ると信じたい。下ではなく、上へと進んでいると信じてやまない。
印象に残った言葉------
北島に救われた女の子がいるってことを思い出して。
二人でいれば無敵だった。
憧れていた無敵の女の子たちは、もう道しるべにはなってくれない。
美人。
その言葉は、もはやあなたを喜ばせはしない。きれいな牛だぜと言われてるみたい。
人生は、友達と一緒に進めないんだ。
性被害に遭わないように空手を習わせたい。恋愛至上主義の罠に嵌まらないようにシスターフッドの物語を読ませたい。女の子の人生には危険が多すぎて、その罠を回避させるために、なにをしてあげられるのかを考え出すと、不安で眠れなくなる。涙がでる。
ミソジニーは女性にしたら、自己嫌悪に転化する。自分のことが嫌いで嫌いで、自傷までする女の子たちに救いになるのは、優しい彼氏じゃなくて、自分との和解なの。自分の中に埋まった「男の視線」をやっつけること。女じゃなくて、人になること。

