
まいける
@bluesky42195
2025年10月21日
日本語界隈
ふかわりょう,
川添愛
読み終わった
感想
「日本人の感性は、四拍子が好き!農耕民族であることが関係している。」
なるほど!
三三七拍子は四拍子。七五調も四拍子。
言語学者の川添さんと日本語に拘るふかわさんの対談。ハッとすることばかり。
「拘る」はネガティブだった言葉がポジティブになった例。「やばい」とおんなじだ。
逆に「忖度」はイメージダウンの言葉。例の事件で「流れ弾に当たって」しまった「忖度」を慰めるふかわさんが優しい。
「秋が深まる」「秋の気配」「夏の扉」とは言うけど
「夏が深まる」「夏の気配」「冬の扉」とは言わない。
日本語は曖昧で繊細だけど、頑固だと言う主張はごもっとも。
あ、そうそう「メモる」「サボる」も「る」をつけて生まれ、定着した言葉だよなあ。サボタージュだったのか!
確かに二子玉川を二子玉と略すけど祖師谷大倉を略す人はいない。
「全体主義国家は略語を多用する」という話も目から鱗だった。
川添さんとふかわさんのおかげで日本語の味がさらに深まった。




