
タレ
@miki_nike
2025年10月21日
バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上
R・F・クァン,
古沢嘉通
読み終わった
@ Tea House TAKANO
久しぶりに時間が過ぎるのを忘れるほど夢中になって読んだ。
基本はハリー・ポッターを思わせる魔法学園ものなのだけれど、帝国主義や階級社会の闇が色濃く描写されていて、現代性が強い。
主人公を含む同期4人組が男2女2で、1人だけが白人という設定も効果的。かけがえのない友情を育みつつも、互いのマイノリティ間ギャップに苦しみ、栄光と信念の間で悩む姿がリアル。
なにしろ、銀の棒に適合対となる言語を刻んで魔法を発現させる、というアイデアが発明すぎる!言語の盛衰が魔法に影響したり、英語から遠い言語を扱える者が重宝されたり、魔法によって産業や生活が豊かになっている、という設定がおもしろすぎるし、メタファーとしても優れている。







