

タレ
@miki_nike
2025〜
- 2025年11月24日
本と偶然カン・バンファ,キム・チョヨプ気になる - 2025年11月22日
レモネードに彗星灰谷魚気になる - 2025年11月22日
- 2025年11月14日
バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 下R・F・クァン,古沢嘉通読み終わった@ 国産紅茶専門店TEAROOM Yoshiki Handaもちろんおもしろかったし、ラストには一筋の希望もあったんだけれども……。 自分が期待していた、上巻での斬新な発想や中華SF的な飛躍はなく、失速した印象を受けてしまった。ハリー・ポッターの終盤に似たつらさがあり、死ななくていいはずの人物が結末ありきのプロットのために退場させられているように感じてしまった。
- 2025年11月12日
ディアンジェロ《ヴードゥー》がかけたグルーヴの呪文フェイス・A・ペニック気になる - 2025年11月1日
大英自然史博物館 珍鳥標本盗難事件カーク・ウォレス・ジョンソン,矢野真千子読み終わった@ puukuu 食堂犯罪ルポとしてはもちろん、色々な角度からめちゃくちゃおもしろかった! 前代未聞の事件をどの見地で捉えるかで罪の軽重が全く変わる。科学や博物誌などのアカデミックな見地、法律的見地、もしくは金儲けとしての見地。それぞれの理が激突する。 また、事件を超えて、狩猟採集にまつわる人間の業の深さや、犯罪にまつわる人間の心理など、非常に普遍的なテーマにまで射程が及んでいて、とても読み応えがあった。
- 2025年10月29日
カクテル、ラブ、ゾンビカン・バンファ,チョ・イェウン読み終わった@ DILL COFFEE PARLORわー!このセンス好き好き大好き! 「インビテーション」ではいっしょに黒沢清観よ!ってなるし、「湿地の愛」をテーマにしたコンテンポラリーダンスが観たい。「カクテル、ラブ、ゾンビ」では母や娘と手をつないで家父長制をぶっ壊したくなるし、「オーバーラップナイフ、ナイフ」では世奇妙的な余韻が残響する。 未邦訳の作品もぜひぜひ日本での出版にこぎつけてほしい!
- 2025年10月25日
川のある街江國香織気になる - 2025年10月24日
惑星片山令子読み終わった@ 暮らしの思想片山令子さんについては絵本作家としての認識しかなく、詩も読んでみたいなと思い、手に取りました。 本作はエッセイを中心とした散文集なのだけれど、やはりこの方は詩人だな、と思わされる。宝石のように選りすぐられた言葉が光の粒のようにきらめき、感受性が跳ねるよう。 身体性の高い文章だなぁと思いながら読み進めると、舞踏家の邦 千谷と笠井 叡に師事されていたとのことで、ものすごく腑に落ちた。 年を経ては何度も読み返したい作品。「こんがらかってしまったら落ちついて思い出そう。静かな、天体としてのわたしを。」
- 2025年10月22日
プラハの古本屋千野栄一読み終わった@ 古瀬戸珈琲店おもしろすぎる!期せずして『バベル』の次に読んだのも最高のつなぎ方だった。 千野先生の周りに集まる言語の強者たち。その会話や議論がおもしろくないわけない。「津波」に対応する単語をめぐって奔走したり、他言語の専門家を訪ねたり。そしてそこには必ず本とアルコールがある。 気さくで洒脱な筆致に、すごく楽しい毎日で豊かな人生だなぁと感じつつも、お子さんのバイリンガル教育のくだりでは、改めて知とバイタリティの化物ぶりに触れたような気がした。
- 2025年10月21日
バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上R・F・クァン,古沢嘉通読み終わった@ Tea House TAKANO久しぶりに時間が過ぎるのを忘れるほど夢中になって読んだ。 基本はハリー・ポッターを思わせる魔法学園ものなのだけれど、帝国主義や階級社会の闇が色濃く描写されていて、現代性が強い。 主人公を含む同期4人組が男2女2で、1人だけが白人という設定も効果的。かけがえのない友情を育みつつも、互いのマイノリティ間ギャップに苦しみ、栄光と信念の間で悩む姿がリアル。 なにしろ、銀の棒に適合対となる言語を刻んで魔法を発現させる、というアイデアが発明すぎる!言語の盛衰が魔法に影響したり、英語から遠い言語を扱える者が重宝されたり、魔法によって産業や生活が豊かになっている、という設定がおもしろすぎるし、メタファーとしても優れている。
- 2025年10月15日
- 2025年10月11日
踊る自由大崎清夏気になる - 2025年10月10日
- 2025年10月6日
声を出して、呼びかけて、話せばいいのイ・ラン,斎藤真理子,浜辺ふう気になる - 2025年9月30日
いずれすべては海の中にサラ・ピンスカー,市田泉読み終わった@ Chii coffeeフィリップ・K・ディック賞受賞作。SFは作者によって設定や世界観が似かよってくるように思うのだけれど、サラ・ピンスカーはとにかく引き出しが多い!一篇一篇の設定がフレッシュで、また一篇の世界観が浮かび上がってくるのに時間をかけるのがすごい。 表題作は「いずれすべては海の中に沈むことについて、けれどいくつかのものがまた這い上がってきて、新しいものに変わることについて。」という一文で終わる。多彩な世界を展開しながらも、この短篇集全体には、この一文が通底しているように感じられるのがすばらしかった。あと、作者が絶対に音楽を愛する人だとわかるのもとても好ましい。
- 2025年9月22日
ポルターガイストの囚人上條一輝気になる - 2025年9月22日
深淵のテレパス上條一輝気になる - 2025年9月22日
一日一菓木村宗慎読み終わった@ 自宅娘(小3)が和菓子にハマっているので、いろいろな和菓子の本を借りているのですが、これは圧巻。 著者の「写真の一カットずつが茶会」という言葉通り、構図がバシッと決まっており、背筋が伸びるような思い。菓子や器の出所はもちろん、素材・技法・用語・歴史などの情報量も多く、ずっと飽きずに楽しめるであろう一冊。 - 2025年9月11日
世界の市場マリヤ・バーハレワ,アンナ・デスニツカヤ,岡根谷実里気になる
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