
マヤ
@mayaya_2025
2025年10月20日
シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々
ジェレミー・マーサー,
市川恵里
読み終わった
感想
お店の名前は知っていたけど、成り立ちや歴史など全然知らなかったのでそこも含めて楽しめた。
(わたしが聞き齧っていたのはシルヴィア・ビーチの初代のお店のエピソードだとわかった)
この本に書かれた二代目のシェイクスピア&カンパニー書店もかなり個性派の店主によって営まれた本屋さんで、「これ本当にあった場所?作り話じゃなくて?」と疑いたくなるくらい、店主のジョージの理想が詰まったお店だったことが窺える。
ただ本を売るだけの場所じゃなくて、人を受け入れて送り出す場所。
不味そうなパンケーキも、不潔な部屋も、なぜか読んでいて煌めきを感じられたのは作者がここで過ごした時間がかけがえのないものだったからなのだろうな。
もし自分が今後訪れる機会があるとしても、観光客の一人としてでしかないのを少し残念に感じる。










