
ついる
@twillgreen
2025年10月22日
華胥の幽夢 十二国記
小野不由美
読み終わった
2025/10/23 00:55読了。読み始めてから随分間が空いてしまったけど、ようやく読めた。
本作は5作の話からなる短編集。これまでの作品で登場した人物や国のその後や、それらにつながるストーリーが描かれる。どの話も良かったが、一番印象深いのは本書の題名にもなっている「華胥の幽夢」だった。王が失道し国が傾き行く様を描いた話は読んでいて辛かった。陽子たちにもあるかもしれない未来だと思うと怖くなった…。しかし、辛く苦しい中でも諦めず前に進みゆく人々の力強さを感じた。

