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ついる
ついる
@twillgreen
  • 2026年7月29日
    月収
    月収
    2026/07/29 22:12読了。人間ドックのお供にした1冊。「月にいくらあったら幸せなのか?」を一つの軸として、6人女性の人生を垣間見ることができるお話。フィクションのはずなのに、ところどころに描かれるリアルな描写に思わず「わかるなぁ」と思わず唸ってしまう話だった。物語を通して、自分にとっての「幸せに必要なお金」はどれくらいなんだろう、これからの私に必要なお金ってどれくらい?と考えずにはいられなくなる。でも、ただ不安を煽るというよりは、前向きなお金との付き合い方のような「希望」を描いてくれている作品だと思った。だから、読後感も重苦しくならないのが自分には良かった。数年後、また読み返して見たくなった1冊。
  • 2026年7月27日
    人生がときめく片づけの魔法 改訂版
    2026/07/27 23:38読了。この夏、どうにか家の片付けがしたい、と思い、図書館で見かけ手に取った1冊。有名な本なので前々から名前は知っていたが、実際読むのはこれが初めて。読んでいくと、なるほどな、と思わされるメソッドがわかりやすく、親しみやすく書かれている。この本を読みながらモチベーションを高めたおかげか、ひとまず服を50着手放すことに成功した。全てのメソッドを実現できているわけではないが、この本から得た片付けのコツや方法を活かして、さらに部屋の片付けを進めていきたいと思う。 今、出会うべくして出会った本だった。
  • 2026年7月20日
    君の火がゆらめいている
    2026/07/20 15:16読了。読書感想文課題図書シリーズ3冊目。自閉症の双子の姉をもつ少女、葉澄を主人公とした物語。いわゆる「きょうだい児」をテーマにした1冊。障害を持つ姉や、姉を支えようとする家族への思いと自分の気持ちとの間で苦悩する主人公が、声をかけてくれた恵太との出会いをきっかけに「きょうだい会」を知る。時系列で話が進む中で、周りの人々の話や行動を通して、葉澄や恵太、友人やクラスメイトの成長が描かれる。綺麗事だけじゃなく、「きょうだい児」やそうでない子たちが抱える悩みや、燻りが読みやすい文体で描かれている。誰しもが何かを抱えている中で、胸の奥でゆらめく「火」を頼りに、生きていくのだ。
  • 2026年7月19日
    チーム・テスならだいじょうぶ
    チーム・テスならだいじょうぶ
    2026/07/19 16:26読了。読書感想文課題図書シリーズ2冊目。クローン病という難病を患う中学2年生の少女、テスの物語。彼女が転校し、新しい中学校に通い始めるところから話は始まる。友達づくりが苦手で、初めはなかなかうまくいかないけれど、得意のお菓子作りをきっかけに、新しい友人たちと出会う。彼女に降りかかる病は難病だが、それが彼女の全てではない。家族のこと、学校のこと、友達のこと。他の中学生と同じく、様々な苦悩や試練を抱えて、前を向いている。問題を解決しようとするばかりではなく、どのように問題と付き合っていくか。それが生きていくのに大切なヒントだということを本作は教えてくれる。
  • 2026年7月18日
    リュウグウの砂に挑む
    リュウグウの砂に挑む
    2026/07/18 19:04読了。読書感想文課題図書シリーズ1冊目。小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」から持ち帰った砂を分析するチームにいた研究者の方が書かれた本。筆者の研究者としての半生のエピソードや、はやぶさが持ち帰った砂を分析するまでの過程が丁寧に語られている。専門的な言葉も多く出てくるが、その都度説明があるのでそこまで苦にならずに読める。科学や宇宙に向き合う人の気持ちに触れられたのが面白かった。自分の研究分野以外の人たちとも意見を交わし、考察を進めているというのが印象的な話だった。様々な視点から可能性を探り、真実に迫ろうとする姿勢が科学において大切なのかもしれない。
  • 2026年5月25日
    「国語」から旅立って
    2026/05/25 23:06読了。 台湾生まれ、日本育ちの著者が人生を通じて、迷いや葛藤、挫折を経験しながらも自分を支える「ことばの杖」としての「日本語」を手に入れるまでのお話。台湾人でありながら、日本語を喋る。それを著者が素直に受け止められるようになるまでの心の動きはとても新鮮だった。何より、ルーツや母国語に固執せず、最後には自分の中の「国語」を解き放ち、前を向くことが出来た著者を尊敬する。私は日本生まれ、日本育ちだが、彼女以上に「日本語」と向き合うことはできていないだろう。今一度、自分の生き方や、言葉とのこれまでの向き合い方を振り返ってみたくなった。
  • 2026年5月24日
    僕には鳥の言葉がわかる
    2026/05/24 19:25読了。光村図書の中1国語教科書に収録される「『言葉』を持つ鳥、シジュウカラ」の著者である鈴木俊貴氏の研究のこれまでをユーモアたっぷりにまとめたエッセイ本。教科書で出会った時から面白い話だな、と思っていたが、本編はそれを上回る面白さだった。間に挟まれる著者の挿絵も可愛いし、実際にシジュウカラの鳴き声を聴くことができる工夫も嬉しい。  本書を通して、世界を揺るがすほどの研究も、もとを辿れば全てありふれた日常との地続きになっているのだということと、常に疑問や好奇心から探求していこうという姿勢を持ち行動し続けることの尊さを改めて実感させられた。世界はまだまだ不思議とワクワクに溢れている。私もその一端に触れられたような気がして嬉しくなる、そんな一冊。たくさんの人に読んでほしいと思う。
  • 2026年5月24日
    強運の持ち主
    強運の持ち主
    2026/05/24 17:08読了。表紙絵を好きなイラストレーターさんが描かれていたのをきっかけに買ったきり、ずっと積んでいた1冊。占い師のルイーズ吉田を主人公とした四遍の話からなる。ルイーズを訪ねてやってくるさまざまな人々たちとの、ユーモアに溢れながらも温かく優しいお話。サクッと読めて、読んだ後元気がもらえるようなお話だった。
  • 2026年5月6日
    駅から徒歩138億年
    2026/05/06 22:30読了。Xで見た「Dokoka」というアプリに感銘を受けていたところ、アプリの作者が本も書いているということで、読んでみたいと思い立ち購入。作者の日常旅エッセイ集なのだが、ものすごく面白かった。「旅とは、いつもの日常をひととき離れ、非連続的な点を打ち、日常へと持ち帰っていくプロセスだ。」読んでいて、めちゃくちゃ共感するところがあった。私が普段旅に求めているのは、まさにこれなのかもしれないな…と感じた。私もまた旅に出たい。まずは週末が待ち遠しくなった。
  • 2026年2月23日
    成瀬は都を駆け抜ける
    2026/02/23 20:37読了。「成瀬は〜」シリーズ完結編。京都大学に入学した成瀬は、京都の地でも様々な人と関わり、奇妙ながらも憎めない繋がりを繰り広げる。これまでのシリーズで登場した人たちも交えた最後の大団円は読んでいて晴れがましい気持ちになる。最終章で島崎と共にいる成瀬を見ることができたのもとても嬉しい。最後まで成瀬は自由で、周りの人たちを笑顔に変えていく。そしてきっと、これからもそうなんだろう。何度も読み返したくなる素敵なシリーズだった。
  • 2026年2月23日
    桐島、部活やめるってよ
    2026/02/23 17:41読了。 高校時代の、あの頃の空気感を、自分が感じていたものを全て内包していた1冊。書名だけなんとなく知っていただけの作品だったから、こんなに刺さると思わなくて、胸が苦しい。作者のことを調べてみたら、1989年生まれで、この作品を書いたのは2010年。モロに自分と世代丸かぶりで色々なことが腑に落ちた。  この話は題名の「桐島」は登場せず、彼の周りの人物たち5人の、それぞれの物語が描かれる。桐島と直接繋がりがある者もいれば、ほぼ関わりのない者も。一人ひとりが何かに悩み、悩みながら、それでも前に進んで行こう、とする姿が描かれる。クラスのヒエラルキー上位男子に片想いしていた吹奏楽部部長「沢島亜矢」と、冒頭とラストで出てくる野球部「菊池宏樹」の話が特に印象深い。 「一番怖かった。 本気でやって、何もできない自分を知ることが。」  境遇や程度こそ違えど、あの頃確かに感じていたものだった。だからこそ、私も「ひかり」を帯びていた者たちに嫉妬し、憧れていたような気がする。 当時、高校生として過ごしていた人たち誰もに刺さる作品だと思う。大人の今、改めて読めてよかった。
  • 2026年2月22日
    砂の女
    砂の女
    2026/02/22 読了。前々から気になっていた名作と名高い一作。趣味の昆虫採集のために、砂丘にやってきた男が、そこの部落にある、一人の女の住む一軒家に閉じ込められるところから話は始まる。家は砂穴の中にあり、梯子がなければ脱出できない。なんとかして脱出を図る男と、穴での生活を守ろうとする女。二人を監視する部落の人間。砂穴の一軒家で過ごす時間を通して変わってゆく男の様子の描写が生々しくて、結末も含めてなんだかちょっと怖かった。フィクションなのに、「人間って確かにこう言うところあるよな」という実感がこびりついて離れない、という感じ。すごい話だった。
  • 2026年2月8日
    オルタネート
    オルタネート
    2026/02/08 15:10読了。高校生限定のSNSアプリ「オルタネート」が広く浸透した現代に生きる若者たちの青春を切り取った作品。2度目の料理コンテストへ挑戦する料理部部長の新見蓉、オルタネートを信じてやまない1年伴凪津。高校を辞め、自分の在り方を探し彷徨う楤岡尚志。境遇もオルタネートへの考え方も何もかも違う3人が、オルタネートや人との関わりを通して、悩み、揺れながらも前に進んでいく物語は、苦しくも爽やかで、愛おしい。若者ならず、様々な年代の人に手に取って欲しいと思える1冊。面白かった。
  • 2026年1月31日
    泳ぐのに、安全でも適切でもありません
    2026/01/31 15:22読了。タイトルと表紙に惹かれて手に取った1冊。 この作品は10個の短編小説からなる。どの話も短く、サクッと読める。 10人の女性たちが愛を通して幸せを得たり、苦悩したり、切なさを噛み締めたり…そんな彼女たちの人生のワンシーンを垣間見せてくれるようなそんな物語。 彼女たちの生き様は自分とは全然違って、それゆえに理解できない部分もたくさんある。あるのだけど、それでも、いやそれ故にか心に染みていくような、引っかかるような印象を残す、そんな不思議な読後感だった。
  • 2026年1月15日
    アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
    026/01/15 19:13読了。現在と過去を交互に行き来する形で進む2つの物語が、進む毎に少しずつ少しずつ重なっていく構成が見事。時の変遷とともに、変わって行く人、取り残され途方に暮れる人。切なくも爽やかに時は進んでゆく。面白かった。
  • 2025年11月21日
    白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記
    2025/11/21 9:53読了。最後まで一体どうなってしまうのか!?という緊張、不安を抱えて読んでいたのだが、怒涛の勢いで展開していくストーリーにただただ圧倒されるばかりだった。そして読み終えた今、これは誰でもない、泰麒の物語だったのだな、という実感が強く身に染みた。泰麒の成長ぶりに何度も胸を打たれたし、最後のシーンは本当に胸が熱くなった。正直、この話どうやって畳むんだ?と思っていたから泰麒の行動で障害を打破する展開は素晴らしかったし、読み終えた今はその展開以外あり得なかっただろうな、と思う。とはいえその後の展開があまりに端折られるのには少し驚いた。でもこれもこうで良かったのかな、と読み終えて少し時間が経った今は思う。 今年の初めから読み始めた十二国記シリーズをついに全て読み切ってしまった…次回作が出るかどうかはわからないけれど、絶対出て欲しい。まだまだこの世界の行方を見守りたい。
  • 2025年11月18日
    白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記
    2025/11/18 20:10読了。泰麒、李斎それぞれの陣営で、少しずつことが進んでいく。李斎の宛なきに見えた旅路の点々が、線のように繋がっていく。泰麒の勇気と欺瞞が、天を少しずつ動かしていく。泰麒の行動に、渦巻く阿選の思惑。それぞれの行く末に聳える、函養山。戴国にあるのは光か、それとも。
  • 2025年11月17日
    白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記
    2025/11/17 22:31読了。「白銀の墟〜」シリーズ2巻目。李斎と泰麒、それぞれの思惑のもと進む道中が描かれるのだけど…とてもしんどい…当てのないような道をひたすら彷徨い、手を伸ばしては空を掴むような。苦しい道中。終わりがけには最悪の事態の邂逅…どうなるんだこの話は…とても気になるけどとても不穏で気が重い…
  • 2025年11月16日
    白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記
    2025/11/16 20:36読了。前巻から勢いのままに。十二国記シリーズ十作目の1巻。前作に続き、戴国の将軍李斎と泰麒が王を探し求めるストーリー。苦しい環境や偽王朝の圧政に喘ぎながらも、なんとか凌ぎ生きている人たちがいる。その人たちにも、何としても王を見つけなければー。どこにもつてもない旅の中で、天の采配か李斎や泰麒を助けてくれる者たちも現れる。何か考えを持ってか独自に動き出す泰麒と、驍宗の足取りを追う李斎わずかだが、少しずつ、物語は進んでいく。
  • 2025年11月16日
    黄昏の岸 暁の天 十二国記
    2025/11/16 16:21読了。 十二国記シリーズ9作目。1作目(番外)の「魔性の子」の裏側を十二国記側から描いた物語。魔性の子との繋がりや十二国記側の事情が垣間見える本作に物語としての奥深さを改めて実感させられた。慶の国の苦しさや戴国の大変さを踏まえながら、それでもなんとかしたい、と奔走する陽子に感動した。また、そんな陽子の想いに応え、諸国から麒麟や王たちが助力を申し出てくれるシーンは胸が熱くなる。蓬莱で泰麒を見つけ、連れ帰ってくることはできたが、本作でできたのはここまで。未だ行方不明の驍宗、力の戻らぬ泰麒。戴将軍であった李斎が戴国へ戻るところで物語は閉じる。一体この先彼らはどうなってしまうのか。この2人をはじめとして、国王、麒麟たちにどうか希望がありますようにと願わずにはいられない。
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