本運んでいるだけ "BUTTER" 2025年9月29日

BUTTER
BUTTER
柚木麻子
大阪、宮崎と友人の結婚式への出席と、出張のお供に。ふと話題になっていたこの本を提げて、読みはじめたら、バターが食べたくなりすぎて、いやというかいままで思っていたようなことが描かれすぎてきて、読んで読んで読んだ。友人の結婚式に出席するために前入りした宿で、夜中の3時くらいまで読み耽る。ああ、ありがたいな。小説というのはこういう希望を描くためにあるのか。夢中で読んで、途中でエシレバターとカルピスバターの食べ比べなんかもしちゃったりして。わたしも、わたしの周りの人にチキンをふるまって、一緒に食べたい。マンションを買えるくらいのお金はないけれど、それでも大切な人が逃げてきたら一緒にいられるような場所を持っていたい。
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