無重力くらげ "図書館の魔女 高い塔の童心" 2025年10月23日

図書館の魔女 高い塔の童心
歴史には残らない「起こらなかった出来事」。その背景で尽力していた人々。図書館の魔女シリーズなので期待は大いにしていたが、それを上回る素晴らしい本だった。 冒頭の弩弓の話が最終的にはそこに行き着くのかー!と感動した。少数派工作といい、海老饅頭の話といい、点と点が綺麗に繋がると読んでいて爽快ですね。これぞ図書館の魔女! スッキリしたところで知らされるタイキの怒りには思わず絶句。心が弱ったところに、マツリカの書簡の真実という致命的な一押しが加わり、ハルカゼと共に涙を流した。この続きを知っていて良かった。 とても良い読書体験だった......。
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