はぐらうり "すべての、白いものたちの" 2025年10月25日

すべての、白いものたちの
すべての、白いものたちの
ハン・ガン,
斎藤真理子
ようやく読めた。小さな小さな連作短編集のような構成。巻末の作者の言葉も解説もとても面白く、もう一回読んだほうが良いのだけれど、さすがに。 白いものたちの短編で全体的に物悲しい。題材も生後2時間で亡くなった姉の生を取り戻すというような話なのだが、それによって自身が恢復するという希望の物語でもある。 誰か、必要としている人にとって宝物になるような一冊。ハン・ガン氏も本によって生かされているところのある方なんだろうと思う。
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