
パン·オ·ショコラ
@mihowata1122
2025年10月24日

ぼくらに嘘がひとつだけ
綾崎隼
読み終わった
借りてきた
蔦屋書店で見かけて気になった一冊。
才能とは遺伝子で決まるのか、それとも環境できまるのか。将棋界を舞台に描かれる物語。
軽やかな会話と文体で語られ、読みやすいからか450Pをほとんど一気読み。
『引きずらないことと反省しないことは、似て非なるものだ。反省はするが引きずらない。それが真に冴えたやり方だと千明が教えてくれた。』
棋士一家のエリートの京介と、母子家庭で育ったライバルの千明。この千明が自信家で、生意気な言動が私は読んでいて気持ちが良かった。
そして家族の絆も丁寧に描かれていて、京介と千明の青春小説でもある。


