
ほせ
@coffee_dog
2025年10月26日
罪と罰 上
ドストエフスキー,F.M.,
江川卓
読み終わった
前々から存じ上げていた本ですが…もっと哲学的な話だと思っていたので、内容的には読みやすかった!けど、主人公が常に語り手の文章で思考があっち行ったりこっち行ったりしていたので慣れるまではちょっと読みづらかった。
本当に人の頭の中で考えていることを、そのまま文章にした感じで、その分臨場感とか感情の起伏が伝わってきやすくて振り回された。自分がいつもしている思考を疑似体験している感じで不思議な感覚だった。
文の形態に慣れてからはぐんぐん読んだ。主人公の罪がどんな罰を受けるのか(今の時点でのタイトル解釈だけど…)気になって。上巻でこんなにたくさんの出来事が起こってどう下巻につながるのかも楽しみ!
あと、絶対に個人的なことだけど、多分ロシアの文学に触れたのが初めてで名前が覚えづらい…泣。元々カタカナの羅列を覚えるのが苦手なのに、長くて、愛称まで出てきて…ロシア語を感じ、世界史の苦い記憶を懐かしく思いました。