罪と罰 上
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ほせ@coffee_dog2025年10月26日読み終わった前々から存じ上げていた本ですが…もっと哲学的な話だと思っていたので、内容的には読みやすかった!けど、主人公が常に語り手の文章で思考があっち行ったりこっち行ったりしていたので慣れるまではちょっと読みづらかった。 本当に人の頭の中で考えていることを、そのまま文章にした感じで、その分臨場感とか感情の起伏が伝わってきやすくて振り回された。自分がいつもしている思考を疑似体験している感じで不思議な感覚だった。 文の形態に慣れてからはぐんぐん読んだ。主人公の罪がどんな罰を受けるのか(今の時点でのタイトル解釈だけど…)気になって。上巻でこんなにたくさんの出来事が起こってどう下巻につながるのかも楽しみ! あと、絶対に個人的なことだけど、多分ロシアの文学に触れたのが初めてで名前が覚えづらい…泣。元々カタカナの羅列を覚えるのが苦手なのに、長くて、愛称まで出てきて…ロシア語を感じ、世界史の苦い記憶を懐かしく思いました。
あと@ato2025年8月31日読み終わったついに、ついに!読んだ! なんかずっと読んでた、合間合間にいろんな本を挟みながら。 開く前に思っていたよりだいぶ読みやすいのだけど、主人公ラスコーリニコフの心理描写、神経衰弱ぐあい、過敏さ、感覚の表現があまりに的確で繊細で、不安がつよいときの感覚を呼び起こされるから、たびたび休憩しながら読むことになった。 頭がおかしくなりそうな不安感、がずっとあったわけだけれども(そういえば途中でドグラマグラのことを思いだしていた、読むと精神に異常をきたすと言われているけれど、それってこういうことなんじゃないかって)、読み終えるまでの3日間くらい、第2部の4あたりからなんかもう可笑しくなってきてくすくすニヤニヤ読んだ(自分の不安感も滑稽だなって笑っちゃえたらいいのかもしれない)。ドラマのような臨場感に紙面にのめりこんで読む、ひさしぶりの体験! 罪と罰は1866年に発表されたらしい。159年前(!)。 人間の心情はそう変わっていない。心の機微に、共感をもって読むことができるんだな。 書き残したものが100年後200年後に顔も知らない言葉も知らないひとに読まれる。いまから160年後は2185年。2185年のあなたを想像してみたり。 とにかく私は罪と罰の上巻を読めた、ここまで読んだら物語の規模感・スピード感も掴めたので(遅)、下巻まで完走できそう。上巻に時間をかけすぎてすでに序盤を読み直したいがとにかく最後までいこう。












