
haku
@itllme
2025年10月26日
新装版 翼をください
原田マハ
読み終わった
手に取る気は全くなかった。
だけど、この本が置いてある場所を通るたびにチラチラ目に入るようなカバーだった。
どこまでも続いてそうな青い空柄描かれていた。
まさか世界一周することになるなんて思ってもなかった。
わたしもこの本の登場人物のように空を飛ぶことにロマンを持ったことがある。
今もなのかもしれない。
好きな映画の主人公は必ずと言っても空を飛んでいる。それは広い世界を見てみたいという願いときっとその世界は繋がっているという希望なのだと思う。
エミリーが1人で飛ぶことを決めたとき、
山田たちが彼女を8人目の乗組員と言ったとき、思い返すだけでわたしもそこのいたように感じる。
航空機という沢山のロマンが詰まった人間の創造にある夢が詰まっていた。
そして、それと同時に夢だけではないという現実を突きつけてきた。光と影。
わたしには何ができるのか、息を呑むようにして沢山の空を超えてきたからこそ考えなければいけないのだと思った。
諦めないという原田マハさんの想いが伝わらないわけがなかった。
良かった。
この本は、登場人物たちを介して未来への願いが込められていた。
最後のページにあった、「ニッポン」の乗組員の方の写真には少しテンションが上がった。






