
太陽
@leafmoon2870
2025年10月23日
ゴールデンスランバー
伊坂幸太郎
読み終わった
小説を読み終えたと言うよりは、映画を1本見終えたかのような臨場感を味わった。
「無様な姿を晒してもいいから、とにかく逃げて、生きろ」
この言葉を胸に、とにかく主人公は逃げて逃げて逃げて逃げまくる。
様々な人間を巻き込みながら、見えない大きな力に抗いながら生きるために奔走する。
情報社会の今だからこそ、全てのことを鵜呑みにすることの危険性、あっという間に情報に周りの人間が飲み込まれていく怖さをリアルに感じられる。
私は、主人公を信じた人たちのように、自分の意思をもって大事な人を最後まで信じきることはできるんだろうか?
せめて、大事な人を信じ抜くことができるように、その縁を大切にして、その人たちの本質を知る努力を忘れないようにしていきたい。

