🔖ぼう|読書記録 "星のように離れて雨のように散..." 2025年10月26日

星のように離れて雨のように散った
自分を理解して生きることの難しさや、大切で近しい人であっても一緒に暮らすことへの不安を感じてしまう気持ちとか、共感できる部分があるからこそじわじわと心にのしかかってくるような作品でした🌧️ 自分が自分を見ないふりをして、他者の方が自分のことを理解できている構図もなんだかリアルで苦しくなってしまいました…。 でも、お互いが自分を見つめ直して生きていく選択をできて、とても晴れやかな結末でホッとしました。 恋愛小説でもあるけど、私にとってはもっと大きな枠での物語で、救いのように感じました。 特に、「この先、社会に出て、たとえ誰かが私を正しく扱わない瞬間が訪れたとしても、だから私が間違っているとはもう思わない。」という文に強く惹きつけられました。 最近、ゲリラ豪雨のような思いがけない災難に遭って心が疲弊していたので、この文に出会って自分に落ち度を探して納得しようとするのもやめようと元気づけられました。 とても素敵な作品でした💫 銀河鉄道の夜も読んでから、再読したいです🚃
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