星のように離れて雨のように散った
34件の記録
🔖ぼう|読書記録@book_252025年10月26日読み終わった自分を理解して生きることの難しさや、大切で近しい人であっても一緒に暮らすことへの不安を感じてしまう気持ちとか、共感できる部分があるからこそじわじわと心にのしかかってくるような作品でした🌧️ 自分が自分を見ないふりをして、他者の方が自分のことを理解できている構図もなんだかリアルで苦しくなってしまいました…。 でも、お互いが自分を見つめ直して生きていく選択をできて、とても晴れやかな結末でホッとしました。 恋愛小説でもあるけど、私にとってはもっと大きな枠での物語で、救いのように感じました。 特に、「この先、社会に出て、たとえ誰かが私を正しく扱わない瞬間が訪れたとしても、だから私が間違っているとはもう思わない。」という文に強く惹きつけられました。 最近、ゲリラ豪雨のような思いがけない災難に遭って心が疲弊していたので、この文に出会って自分に落ち度を探して納得しようとするのもやめようと元気づけられました。 とても素敵な作品でした💫 銀河鉄道の夜も読んでから、再読したいです🚃


nica@nica2025年9月11日読み終わった書店で買った本春は 篠田くん、売野さん、 そして作家の吉沢さんと出会えたからこそ その後の人生(考え方)が変わって いい方向にむかえたのだと思った 人は誰と出会うか 誰と時間を共に過ごすのかで人生が 変わるのだと思った 春の心情が 入りすぎて 今年1好きな本になりそう


stern@ch3rry_luv2025年6月12日読み終わった「銀河鉄道の夜」が物語の中心にあるから、未読の私からは完全に理解できたとは言えないと思う。 今まで読んできた島本理生さんの作品とは少し違う。恋愛がベースの話ではあるものの、そこに重きを置かず、主人公の人生、宗教観について焦点を当てていて面白かった。
ほんね。@Honne_03302025年5月10日読み終わった広義でいうと恋愛小説、なのかな。恋愛小説としては捉えたくはないけど。 何だろう、すごく読みやすくて所々にはっとさせられる文章もあって好きなんだけど、この物語の本質に辿りつけていない気がする。 主人公の恋人の亜紀、すごく優しくていい恋人なんだろうけど、あまりにも優しすぎて読んでいる間ずっと違和感があった。主人公もよく分からない。 この年齢にしては自分を知らなさすぎでは…って思ったけどそれが物語の要か。 2人の"よく分からない"奇妙さがずっと不気味。 でも結末までいってから戻って読み直すと、ああ、だからこういう考え方するのか、こういう言い方になるんだとか発見もあって面白い。 君を救いたい、守りたいっていいながら、その実、本当に救いたいのは過去の自分だったりする。恋愛って何なんだろうね…エゴ…? 恋人の好きそうな、異性が好みそうな服装を選んだりとか、そこに自分の意思が介在しない感じがリアル。 愛してるって言われて、私を愛してるってどういうこと?って聞き返す主人公の気持ちもどこかで分かってしまうからざわつく。 これに即座に答えられる人いるのかな〜〜〜。 というわけでいつか絶対再読したい。読み終わり直後で感情ぐちゃぐちゃ。 ◾︎p120「異性としてだけ求められたら失望するのに、異性としての価値も見出してもらえないと不安になる。」 ◾︎p164「嫌いな自分にフタをして、好きな相手の言葉や価値観だけで自分の中をいっぱいにしたら、そのときは甘い気持ちでいられるかもしれないけど、相手のほうは逆にどんどん原さんが見えなくなるよ。原さん自身だって」


ほしの@urmybluemoon2025年4月29日読み終わった宮沢賢治の銀河鉄道の夜を読んだらより深く理解できるのかな、良い本だと思ったけれど、本質に触れられていなくてなんとなくざわざわする。銀河鉄道の夜を読んだあと再読したい。
サヤ@sayaemon2025年3月31日読み終わった銀河鉄道の夜を通した賢治の宗教観と、小説を書くという振る舞いを通して、自らの内面や、他者との関係性に向き合う話。 2020年が舞台なので、コロナ禍ならではの描写が生々しく、あの日々がこうして文学の中に記録されていくんだな。 主人公は、上品で頭が良くて、頑な。 自分の価値を信じられないと言うけれど、実は自己評価が誰よりも高く、だからこそ世間や他者の視線や評価を求め苦しむ、どこにでもいる女性。 彼女を魅力的に感じて、見守りたいと思えるかどうかで、大分評価が変わるかな…と思った。 個人的には、主人公が他者の言葉で自らの傷に気付かされる場面が多く(というか全てこれで)、そこでようやく「そうだ、そういえば私ってこうだった」と過去の出来事や記憶を初めて提示してくる書き方が、いまいち肌に合わなかった。 トラウマで記憶に蓋をしているので仕方がないのだけど… 妙に観察眼が鋭く、物分かりの良い他者が「あなたはこうです」と結論を出してくれるまで、読み手は主人公の感情を想像できず、寄り添えない。 彼女が突然キレたり、洋服選びが極端だったことを明かされたりするたび、あっそうなの!?と突き放されてしまう気がして、ちょっと辛かった。 ミステリーの文脈なのかもしれないけど、人の内面を描く話で、主人公に感情移入できないのは読みづらいかも。


猫@mao10122025年3月10日かつて読んだやわらかく、自分の芯に深く入り込んでくるような恋愛小説。家庭環境のせいで、自分の本心に蓋をしすぎて、自分が分からなくなってしまう主人公の葛藤や苦痛。恋人は、私から見たら充分過ぎるほどに良い人だと感じるけれど、"良い人"というだけじゃダメなのだろうね。『銀河鉄道の夜』はまだ未読なので、これを機に読んでみようと思う。



咲@mare_fecunditatis1900年1月1日読み終わった愛してるってどういうこと?一緒にいるってどういうこと?相手と同じでいたいという願望? 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」に寄り添われ、原春の物語が語られる。 ジョバンニとカムパネルラは、ずっと一緒に行くことはできなかった。 なぜなら、信仰が違うから。 大事だからこそ同化したいと願った相手と、対立してしまう。 だけど、宮沢賢治は少しずつ、自分の神様を信じることと、他者に違う神様がいることは矛盾しないと知っていく。 まったく一緒ではないけれど、少しずつ混ざり合っていることを、受け入れ始めていく。 「みんながカムパネルラ」という比喩。 「されどわれらが日々」と「ノルウェイの森」を女がふたり、解釈をする。 題材にして絡めて自分を曝す。 危うさを持った女の子が好きだという男の子は、そういう危うい女の子たちが本当に救われたら、どうするのかな。 きっと、ずっと危ういままでいてほしいんだよ。 自分だけが変われないのはつらいから、僕が傷ついているかぎり、いや、違うな、僕が傷ついて癒やされて救われて元気になったとしてもずっとずーっと、君には、傷ついた場所にいてほしいんだよ。 きっとそうだ。 売野さんと春の会話に惹かれたのは、私がずっと、誰かからそれを望まれていたように思い込んで、誰かにそれを望まれる私が可哀想で特別だったから。 相手が浮上していく中でひとり取り残されることを望んで、ああ、まただ、一緒に落ちてきたのにまた私だけ底にとどまって、みんなひとりで元気になっていってしまうのねって寂しがるのが好きな私がいたからだ。 私は、私の物語を、生きてこなかった。 「願望と現実の区別はつけたほうがいい」という吉沢さんの言葉に、ちゃんと傷つけられて、ちゃんと救われた。 文学を読むというのは、それらに心を乱されて侵入と干渉を受けながら作者と作品を掘り下げるというのは、なんと面白いんだろう。 春の気持ちが、自分の物語と、父の物語と、亜紀の物語を受け入れていく過程が、宮沢賢治「銀河鉄道の夜」の探求に乗せられて語られていくのが、魅力的で面白い。 私たちは、物語がなければ、自分のことを語れない。見れない。生きられない。 原稿が改稿されるように、私たちの物語は、何度も何度も語り直されて練り直されて、受け入れられる形におさまっていく。 未完の作品「銀河鉄道の夜」。



























