しま "蛍たちの祈り" 2025年10月26日

しま
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@murmur
2025年10月26日
蛍たちの祈り
蛍たちの祈り
町田そのこ
あまり自分には合わなかった…なぜだろう? 言葉を探している。 20251028 追記 感想が多少まとまったので追記する。 初見の印象は「偽善的なタコピーの原罪」「白々しい」「表面的」といったもので、物語が頭に入らずに滑っていくような感覚を抱いた。 今になって思えば、それは登場人物の感情面の描写が少ない部分が影響しているのではないかと思う。けれど改めて再読してみると、行動の一つ一つに人々の感情があらわれていて、それを想像しながら読み進めると印象が変わって見えた。 ただ、やはり、なんとなく、綺麗にまとまりすぎてるな…という印象は、ある。また時間を置いて、いつか再読したい。 …と、今の時点では自分の中で全体の雰囲気が合わず、心から楽しく読めたかというといまだに不完全燃焼気味ではある。けれど、王道とはいえ「しあわせのかたち」で語られた物語・結末は、とても心を揺さぶった。 小菅が最後に選んだのが紅実子さんで良かった。そこの間にあったものが、本当の愛でよかった。 わたしには、このお話が1番の救いだった。
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