
夏海
@myhookbooks
2025年10月28日

教養としての能楽史
中村雅之
読み終わった
面白かった。
能楽史とだけあって、起こりから現在までどう続いてきたのかが書かれている。どんなものでもそうだけど、時代に翻弄されつつ、途中消えたものもありながらも、およそ七百年(!)の時を生き延びてきた芸能!ますます興味がわいた。
史実に沿って説明してくれているので、そんな史料が残っているのかぁと、それも興味深かった。やはり日本人は日記が好きな印象で、史料として、いろんな人の日記が登場して面白い。日記にも名前が付いていて、それもなんだか面白いなぁと思った。
そして、むすびににこうある。
「能は、他の芸能とは比べようもない。異次元の芸能なのだ。(途中省略)能は、具象性を極限まで削ぎ落とし、抽象性の極致にある芸能だ。」
能、本当に気になる。もう少し勉強したら、観に行きたい。

