
まめご
@mmg_86
2025年10月29日
私がオバさんになったよ
ジェーン・スー
読み終わった
良しとされるものの考え方や価値観がたった数年で目まぐるしく変わっていく今、昭和生まれ平成育ちの私は、正直言ってこの変化の波にちょっと溺れそうになっている。
白とグレーゾーンの境目はともかく、グレーゾーンと黒の境界線をどこに引くか、今の世の中と自分のそれとにズレがある気がして、何がOKで何がNGか自分のジャッジに全然自信が持てない。
そんな中で読んだこの本、「へえ!」と「なるほど」と「ですよねー」のラッシュだった。
一世代上の酒井順子との対談で40代はこう、50代はこう、という話になった時に出た、ジェーン・スーの「先のことが少しわかると安心します。」という言葉にはとても共感できる。
だから私は年上の人と話すのが好きなのだけど、そういう点で、出てくる人が全員年上のこの対談本は今の私にぴったりだった。
それぞれ自分のジャンルで活躍する先輩方は世の中をどう見て考え方をどうチューニングしているのか、またはどうチューニングできていないのか。(自分のできていないことを客観視して語れるのもすごいことだと思う。)
勿論この本は世代だけで人生のあれこれを語っているわけではないし、私も内容全てに共感したわけではない。
刺さったままの魚の小骨みたいに少し不快感のある引っかかりもあったのだけど、この不快感を反芻することで、自分を少しずつチューニングしていけるんじゃないかと思っている。







