
夏海
@72noumi
2025年10月29日
月と六ペンス
サマセット・モーム,
William Somerset Maugham,
金原瑞人
読み終わった
@ 電車
なんの面白みもない凡人に見えた男が、いつの間にやら狂気を抱えた天才画家にしか思えなくなっている。物語が進むにつれ、ストリックランドの言葉遣いや態度、表情の描写から立ち昇る狂気の香りのようなものがどんどん強くなっていく。その描写力が本当に見事だなと思う。
簡潔だが鋭い会話もスルスルと入ってきて心地よい。最後まで純粋に楽しんで読んだ。
