もり "ザ・ロイヤルファミリー(新潮..." 2025年10月30日

もり
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@monpe
2025年10月30日
ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)
ドラマ最新話まで見て、これ原作読もうと決めて読んだ。ドラマはかなり原作からアレンジを加えた脚本になっているんだなーと開幕思った。ドラマ版の方が流れがスムーズで面白いけど、原作は原作でドラマにない情報があっていいね。 父と息子の物語と銘打っているのも納得。ドラマで栗須が山王に父の姿を重ねているのは察してたけど、原作だと顕著。 レースでは競馬ファンとしては読みたいところはしっかりと押さえられていて、手に汗握る!!ドラマで見たら叫んじゃいそう。 この文体はすぐ慣れたけど、あんまり読まない文体で好みが分かれるだろうなー。 (というかドラマではやっとロイヤルホープを買ったところなんだけど、大丈夫なのだろうか。これで最後まで行く?) ラストのロイヤルファミリー号の戦績を見て横転。そこまで見たいんだけど!?!?!? 日高の馬で夢を見るの、自分にとって都合のいい夢かと思った。 実際に二人で経営されていた北勝ファーム生産+あんまり見ない血統(母父キョウワアリシバ!?)から有馬記念を制したゴールドアクターが好きなんだけど、作者の人もそうなんだろうな。いつか日高の馬が凱旋門賞勝つの見たかったよ。松本さん……(メイショウサムソンも好き) 山王耕造はドラマ見てる時も思ったけど(主に服装)フサローがモデルな気がする。でもスピリットはメイショウの松本さんで、私は好き。(フサローは高い馬ガンガン買うよね) セレクタリアセール、まあセレクトセールのことなんだろうけど、セクレタリアトみたいな響きでちょっと笑う。セレクトセールって登録商標?っていうか、言えないんだね。(そりゃ北陵ファームはノーザンじゃないですからね) 全編通して読みながら宮本輝の『優駿』がチラついた。なんか似てる設定多いんだよな。 『ザ・ロイヤルファミリー』は栗須視点のああいう語り口調にすることで差別化を図っているのかもしれないね。 『優駿』読み返したいなぁ。オラシオン大好き。馬が主人公で馬が中心だから、オラシオンのこと大好きになっちゃう。 映画のシービスケットで号泣した人間だからさ、馬にフォーカスされる方が刺さるんだよね。ドラマでは人と人との繋がりや縁も大事にされているから、ドラマで泣くかは不明。 競馬ファンとして、JRA賞馬事文化賞の歴代受賞作を読んでみたいなと思った。一覧見てて、一番気になったのは『競馬の血統学』 私は馬券を買う時に血統で買うタイプだから(今までのいい馬券、全部血統で買った馬券なんだよね)
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