june
@june
2025年10月30日

悪童日記
アゴタ・クリストフ,
堀茂樹
買った
読み終わった
子供が主役の話なのかな〜?くらいで、前知識ゼロで読んだ。やんちゃな子供なのか…?子供時代の思い出なのかな…?とか漠然としたイメージを持ってとりあえず読み始めたら、衝撃的な展開の連続で、純粋に思っていた内容と違った。でもすごく良い本だった。
語り手である双子は決して天使みたいな子供じゃない。ちょっと悪魔的な印象すら受けた。オーメンみたいな。出てくる人もなんだこの変態…みたいな人、多かった。
でも、戦時下の異常な状態で人間だけが正常ってこともないのかな?とも感じた。背景が語られないだけに、想像の余地もあると思う。
ハンガリーの歴史を知らないので、史実と照らし合わせながら読むことができなかったんだけど、知りたいとも思った。歴史を学ぶ必要性も感じた一冊。