
ひなたの本好き
@054-10ps
2025年10月31日
プラハの古本屋
千野栄一
読み終わった
@ 橘通り
良い本だった。
決して派手な刺激があるわけではないが、静かにじんわり沁みてくるような。
職場で昼休みにコツコツ読んでいたが、毎日30分間のプチ東欧旅行に出掛けている気持ちになれた。
共産主義時代の書店と客の関係性が面白い。
現代日本にいる自分はお店から本を選んで買うものだと捉えているが、共産主義時代の東欧諸国ではお店に選ばれることで本と出会って手に入れることができる。
造詣・情熱を認められて手に入れる本は、さぞ愛おしいものとなるだろう。
あとがきの最後の一文がすごく好きだ。
これからの本との出会いが楽しみになった。






