橋本吉央 "仁義なき聖書と美術の世界" 2025年10月31日

橋本吉央
橋本吉央
@yoshichiha
2025年10月31日
仁義なき聖書と美術の世界
仁義なき聖書と美術の世界
架神恭介,
池上英洋
絵画として取り上げられることの多い旧約聖書・新約聖書の有名エピソードを広島やくざ風に綴り直すというユニークな本。難しそうなものを、一風変わったアプローチでクスッと笑える感じにして敷居を下げるの、とても好き。 おそらく、宗教画、特に最初にカラヴァッジョが紹介されているので、そのダイナミックで迫真の雰囲気と、日本の劇画的なヤクザものを結びつけてイメージしたのかな、と想像した。 聖書のエピソードは、改めてみてみるとユダヤ民族の自意識の高さがありありと出ており、もちろん神話的なものなのでそりゃそうなのだけれど、やはり一神教の極端さを、キリスト教やイスラム教がこれだけ広まった現代だから普通に感じるけど、本当は結構極端だよな、と感じたりもした。
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