
ヒナタ
@hinata625141
2025年10月31日

女の子の背骨
市川沙央
読み終わった
併録の「オフィーリア23号」に撃ち抜かれた。
「女は存在しない」という言葉とともに死んだオフィーリアの絵を不特定多数に飛ばしたその指が存在することを選択した彼女たちの石像に触れるまで、あらゆる共感も連帯も同情もカテゴライズも要約も冷たく跳ね除けて最後に石像に触れた肌の体温だけがじんわりと残る。
市川沙央さんの小説、硬質でクールで噛みごたえがあって大好きです。何度も読んじゃう。
表題作も読んだけどまだうまく消化しきれてない感じ。また何度か読んで考えよう。

