
夜
@butiloveu
2025年11月1日
WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
ポール・ナース,
竹内薫
買った
読み始めた
@ 梅田 蔦屋書店
本屋で友人にお薦めしてもらった一冊。
タイトルになっている「生命とは何か」という大きな問いに向かい、細胞や遺伝子、自然淘汰による進化、化学としての生命、情報としての生命…と話が進められていく。
「生命とは何か」に対する筆者の答は以下の3つだ。
1.自然淘汰を通じて進化する能力を持つこと
→生殖し、遺伝システムを備え、それが変動すること
2.「境界」を持つ物理的な存在であること
→細胞ひとつをはじめとして、周りの環境から切り離されながらも、その環境とコミュニケーションをとっていること
3.化学的、物理的、情報的な機械であること
→自らの代謝を利用して自らを維持し、成長し、再生し、情報を操ることで協調的に制御されること
そのうえで、自然淘汰について次のように綴られている。
「古い体制を一掃し、集団の中に、もっとふさわしい変異型が存在すれば、その新しい世代に道を譲る。どうやら、死があるからこそ生命があるらしい。」
観念的な言葉ではなく、科学的な理論で「死があるからこそ生命がある」というところに繋がることがロマンだと思った。