
きん
@paraboots
2025年11月2日
夜市
恒川光太郎
読み終わった
初の恒川さん作品。ホラー作品として賞をもらっているようだが、読んでその実、ファンタジー要素が強かったように思う。怖い要素があまりなく、どこか不思議体験的要素が強かった。
幽玄の世界と現実世界の交差する様は、鬼太郎や遠野物語の世界のようで面白かった。夜市、風の古道を収めた本書。どちらも読者を容易にお話に引き込んでゆく。
個人的には、風の古道の方が面白かった。
こうなるだろうと予想する僕を裏切る展開にも、作者のうまさを感じた。






