夜市
66件の記録
森々@mori_hkz2025年11月17日読み終わったホラーよりファンタジーの印象。 あの世とこの世の境目が薄くて非現実的だけど現実のすぐ真横にあるような真逆なのにそれが成立している不思議な感覚になり、短いのにどっぷりと世界に没入できる。 表題作もさることながら、「風の古道」のしっとりとした雰囲気、木陰にうっすら日差しがさしたような文章も良い。



きん@paraboots2025年11月2日読み終わった初の恒川さん作品。ホラー作品として賞をもらっているようだが、読んでその実、ファンタジー要素が強かったように思う。怖い要素があまりなく、どこか不思議体験的要素が強かった。 幽玄の世界と現実世界の交差する様は、鬼太郎や遠野物語の世界のようで面白かった。夜市、風の古道を収めた本書。どちらも読者を容易にお話に引き込んでゆく。 個人的には、風の古道の方が面白かった。 こうなるだろうと予想する僕を裏切る展開にも、作者のうまさを感じた。






.@azzurro2025年9月6日読み終わった装丁のデザインからしてもっと湿度の高い怪奇小説のようなものかと思っていたけど、ファンタジーエンタメみたいな作品だった。風の古道は、読んでいると自分の体験したことのある山道の空気や土の感触や風景を想像したくなる。
うねうね@73uneune2025年5月11日読み終わった🥟🥟🥟🥟 平易な文体で綴られるファンタジー・幻想文学って感じ。するする読める。泉鏡花「龍潭譚」読んだばかりなので、解説読んで「確かに〜」となった。併録されてた「風の古道」の方が好き


天果@melon-rice2025年3月23日買ったかつて読んだ読み返したフォロワーの方が挙げてらしたので、久々に読み返し。本書では、表題作もさることながら、書き下ろしの収録作「風の古道」が好きだ。 ひとならぬものたちが行き来する古道に入り込んだ少年の語りで展開する物語で、心細さ、奇妙さ、そしてわくわく感が絶妙に混ざり合った雰囲気が、なんかこう、怪しげなる想像を喚起してくれる。 シーンとしては古道の途中にある茶店で一夜を過ごすくだりが好くて、異界での修学旅行の夜みたいな感じがたまらない。もっとここを膨らませて書いてほしいくらいだ。 終わりはどこか、ウェルズの「塀にある扉」にもかすかに通じるような香りで、豊かな寂しさがある。


五所瓦@gyouza_omusubi2025年3月22日読み始めた読み終わった読み始めました。 以前、短編の『死神と旅する女』を読みました。おもしろかったので、こちらも読むのが楽しみです。 (追記) 読み終わりました。 あっという間に読んでしまいました。とてもおもしろかったです。
すり身@surimi2025年3月14日かつて読んだふと思い出した中学生のとき、初めて友達から借りた小説本だった。 友達と本のオススメはしあっても、図書館があったから貸し借りまではしたことなかった。 薄くて透明なカバーが付いてない小説は久々で「汚さないよう気をつけなきゃ……」と緊張したことを覚えている。
きらた@kirata2023年10月9日読み終わった――今宵は夜市が開かれる―― どんなものでも買えると言われる夜市を訪れた祐司の目的は‥ 表題作以外に中篇の『風の古道』が収録されている 幻想譚というのか 淡々とした文章と会話に薄暗く物悲しい気配が纏い付く 静かに進む話の結末は、傷付きながらも凛とし切なさを孕む 表題作の「夜市」も良かったのですが、「風の古道」の方が私の好みに合いました どちらも良い作品ですが、個人的に優劣を付けるとしたら、って感じで(´ー`A;)


















































