
森々
@mori_hkz
2025年11月2日
言語化するための小説思考
小川哲
読み終わった
自分は小説を書く人より読む人の目線で読んだんだけれど、とても面白かった。
自分が「この小説面白い!」と思う理由が書かれていて納得した。もちろん文章を書く時にも使える考え方も多く勉強になる。
特に納得した(勉強になった)のが
・小説法の違い
・読みやすい本とは登場人物と読者の情報量の差を最小限にすること
・「書いてしまったこと」から「新しい視点」は見つかる(新しい情報は見つけるのが難しい)
・感想を一から考えるのは難しいので、誰かに誘導してほしいという欲求がある(仮説)
・小説の会話文は情報だけ付け加えた「会話の劣化版」ではいけないし、景色や内面描写も「景色の劣化版」「心の劣化版」になってはいけない。その表現は何のために、誰のために存在するか考えなければいけない。
というところ。
実用書としても面白いだろうけど、エッセイと思って読んでも面白いと思う(個人的にはエッセイよりでは?と思っている)





