barna-etsu
@barba-etsu
2025年11月2日
BUTTER
柚木麻子
読み終わった
サスペンスにお腹の減る要素が満載になったトーンの不思議な小説。自分としては、主人公が入れ込んでいく被疑者のサイコパス的な部分にどんどん引き込まれていきたいなとおもうのだけれど、ご飯に関する記述が丁寧すぎて、そこまでサスペンス感が無く、なんかどこを心の拠り所にすれば良いのかわからなかった小説だった。
でも、主人公が被疑者と対峙する中で美味しい食べ物に触れ、世界を広げていく様は私自身が最近ワイン教室に通い始めた経験と重なるところがあり、仕事一辺倒だったワークスタイルから一つ自分をケアするための処世術を身につけられたところに最後は安心感を得られたということも救いになっています


