barna-etsu
@barba-etsu
- 2025年7月13日働きマン(1)安野モヨコ読み終わった良かった!高ストレスの職場で実直に、ストイックに、不器用に仕事に取り組む女性を軸として様々な信念を持って仕事に取り組む人の働き方を上手に描いている。 働き方って、時短とか、リモートワークとか、時間とか場所の概念だけではなくて、コミットメントのあり方も色々なんだと気付かされた。 私は割と倫理観強めの家庭に育ち、どんな時も人には礼儀正しく、丁寧に、自分の機嫌によって相手に嫌な思いをさせることのないように、という育ちをした一方、社会人になって高ストレスの環境に入れられて、そんな聖人みたいなメンタル保つのがだいぶん難しい環境に置いていた。その中で、仕事上機嫌が悪い人もいて、理不尽なこともある、全員が大人で完璧な会社なんてない、その中で働くんだ、という言葉にガツンときた。そういうものとして受け入れて会社で働かないと身が持たない。 あと、「自分に正直に」と言われることが多い中、サラリーマンとして組織や上司の意向人間そう必要があったり、日々感情も揺らぐ中で「自分を誤魔化して仕事する」という描写があり、必ずしも肯定するものではないものの、みんなそうなんだな、と共感というか、それでやっていく部分もあるのかと、客観視できた部分もあると思う あそこまでサラリーマンの機微を上手にストーリー化できているのもすごいなと思いました
- 2025年7月7日ハッピー・マニア(1)安野モヨコ読み終わった自分の幸せをどこまでも恋愛と結婚に求める、という多かれ少なかれ人間ー特に女性にありがちな思想を主人公に乗っけている。 「恋愛したら幸せになる」教に入信して思考がストップしているため、自分の違和感を押し殺して無理やり関係性を継続させようとしたり、はたまた恋愛対象ではない人に対して乱暴な扱いをしたりと、結構誰でも多かれ少なかれ共感できる要素が主人公にはある 私は恋愛体質ではないのと最近恋愛してないので共感はあまりなかったものの、友人の恋愛話を漫画にしている感じ
- 2025年7月6日結婚願望山本文緒,角川書店装丁室読み終わった最初は女友達とダラダラ話している感じで、この本読んで意味あるのかな。。。。と思っていたけど、後半、結婚しないと覚悟を決めた人に向けてのtipsはかなり心に刺さった。これは、結婚してても結婚してなくても刺さるんじゃないかな。 心を強く保つために、充実した仕事を持つこと、そして心を癒してくれる友人、知人を持つこと。友人、知人は別に少なくてもよい。ただ、自分が独立して、面白い人間であれば、独立して面白い友人が集まる。良き交友関係を築くには自分自身が良き人間となるように努力する必要がある。 上記2段落目の文章を読んだ時、改めて自分の仕事と交友関係を振り返った。私は友人が多い方ではないけど、わたしは友人を尊敬してやまないし、いつも優しくしてもらっている、そして、学生時代からの濃い時間を過ごした友人もいれば、会社で息が合って、たまにご飯を食べる関係性だけど、一社に食べる日には良い対話ができる知人もいる。自分の交友関係に改めて充実度を感じると共に、これをキープするには自分自身の努力するが必要なんだなと少し身が引き締まった
- 2025年7月5日筆者の論理の展開についてはついていけないところも多くあったものの、自分自身のセクシュアリティについて丁寧に掘り下げて、一般的なマスメディアが取り扱う女性あるいは少女のビジュアルについて問題提起を行なっていることについては非常に好感が持てた。 自分が不感であるが故に同様の痛みを持つものに優しく寄り添うこと、自分の痛みをないものとして見つめないことは他者に同様の痛みを負わせるリスクもありうること、等のコンセプトは非常に共感を持った。 不感症は得てして自身の足りない部分として認知されるようなものかもしれない。一方で、そのような自分の課題にどのように向き合うべきかについて本書は指し示している。あるものは未成年に対して危害を加えうる一方、あるものは目の前の恋人や家族との関係性に従事する。結局はどれだけ誠実に自分の痛みと向き合うのか、その痛みを社会に活かすという文脈に活かす人生は美しいと思う
- 2025年6月30日
- 2025年6月30日妊娠を考えている女性が遺伝性のガンとなることで直面した、日本におけるリプロダクティブヘルスに関する意識、認知度の低さを論点にあげている。 特に遺伝性のガンを持つ方が子供を欲しいと考える際に子供にガンを遺伝させずに妊娠するための着床前診断に関して、日本はかなりの制限があることについて言及。なぜそのような制限があるかの倫理的背景を踏まえつつ、そのような倫理的背景が果たして当事者に寄り添ったあるべき倫理の在り方なのかについて哲学的思考をもとに整理して説明がなされており、納得感はあった。一方で、着床前診断については多面的に議論が必要そうで、とてもじゃないがここで私がコメントでこることではない 作者が着床前診断のオプションにありつけたのは色々な要素があるものの、一番大きいのは研究者として英文の論文にアクセスがあり、日本だけでなく世界における当該論点の議論のあり方について知るスキルがあったことに思う。そこからご自身で経験をエッセイとしてまとめ上げ、同じような苦しみを持つ方へのサポートを行なっていることは、作者の大きな使命感を感じる。作者は、自身の人生の年数が限られているかもしれず、自分の人生をどう使うか、そしてガンの経験を通して変更したキャリアパスにも言及していた。自分の人生をどう使うのか、また倫理の素養を通して権力者や社会は不便を強いられている人に対してどう向き合うべきなのか、随所に学ぶべきコメントがあり、有意義な本でした
- 2025年6月21日テヘランのすてきな女金井真紀読み終わった
- 2025年6月21日ルポ歌舞伎町國友公司読み終わった
- 2025年6月21日ルポ歌舞伎町國友公司読み終わった
- 2025年6月15日ルポ歌舞伎町國友公司ヒリヒリしながら読んだ。闇金ウシジマ君から歌舞伎町の雰囲気に興味を持ち、手に取ってみた。闇金ウシジマ君の世界観がそこにはあり、こんな世界をあるのかと感慨深くなった。あの辺をたまたま歩くことはあり、なんとなくの雰囲気を感じることはあったが、この本を読んでそう言うことだったのか、とあの街に対する解像度が上がった。今後も自分自身があのコミュニティ深く関わることはないような気がするけど、こんな世界もある、と言うことを理解することは社会の仕組みを理解する上でも有用だと思う
- 2025年3月16日店長がバカすぎて早見和真
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