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@DN_HP
2025年11月2日

巡礼者たち (新潮文庫 キ 12-1)
エリザベス・ギルバート
再読中
古本
買い直した
いつもお気に入りの一編(ブロンクス中央青果市場にて)ばかり読み返してしまうから、表題作も久しぶりに読んだのだけれど、めちゃくちゃ傑作だった。何も起きてないようにも思えるし、大きな変化もないかもしれないけれど、たしかにあった人生の特別な瞬間を描いた短編小説。
短編小説は長い人生の全てを描くのには向いてないかもしれないけれど、人生の一部分を切り取り大切に掬い上げ、そこにあった特別な一瞬を描くことが出来る。そして、その一瞬が人生の全てを表しているようにも感ることがある。そんな短編小説が好きですね。残りもゆっくり読もうと思う。



