舳野
@henomohe
2025年11月3日
悲しき虎
ネージュ・シンノ,
飛幡祐規
まだ読んでる
『しかし、私はこの本が存在することを求めたが、多くの人に読まれることは望まない。なぜなら、自分の文学によってではなく、レイプというテーマによって私が存在することになってしまうから。それはずっと私の強迫観念だった。しかも、私が選ばず、望まず、創造したのでもないテーマによって。自分がしたことではなく、人が私にやったことをとおして存在する。なんという悪夢だろうか。』
性加害を受け、それを告発、公表することになった方達を知るたび考えてしまうこと。
彼女らは学生だったり、記者だったり、タレントだったり、作家だったり、公務員だったり、まずそれこそが彼女たちなのにわたしたちは「勇敢なサバイバー」「気の毒な被害者」とまずとらえてしまう。
一度も選んだわけではないのに

