
ヨル
@yoru_no_hon
2025年2月22日

こころ
夏目漱石
読み終わった
読了
果たしてわたしはこれを学生の時に読んだのか。全く記憶がないのだが...あの時少しでも文学に興味があれば(ずっと本は好きだったのだけど、難しいような本は全く読まなかった)とてもおもしろく授業が楽しみで仕方がなかっただろうなあと思う。
なぜそれほどまでに私が先生に惹かれるのかが分からないまま、先生と「私」のやり取りがはじまり、病気の父、田舎のしがらみ、父が死ぬ間際になっての先生の急な自白と死......とあれよあれとという間に読み終えてしまった。
自白を聞く前、「私」と同じように(この人は自分を謙遜しているだけで、ほんとうはすごい人に違いない)と思っていたけど、自白後、わたしの中での先生の印象とはがらりと変わってしまった。やはり恋絡みだったこと、Kの気持ちを踏みにじり、蔑ろにしていたこと、それらのことを知ってしまったわたしは、前のように先生を見れなくなっていた。
「私」はあの手紙を読んでどう思ったのか。先生が言うように軽蔑しただろうか。長く苦しんできた先生を思って心を痛めただろうか...。どちらにしろ先生は、「私」と前と同じような関係ではいられないとわかっていたから、告げたあと命を絶つことを選んだのだろうが......妻のことが不憫でならない。妻には言わないでほしいと手紙には書いてあったが、果たして妻は残りの人生を幸せに生きられるのか.....,先生がなぜ命をたったのかも知らされぬまま一人残された妻。どのように生きていくのだろう.....
読書会のみんなと語らうのがたのしみ!!!!(みんなに難しいところ色々教えてほしい~!!!!)









