june
@june
2025年11月3日
編むことは力
ロレッタ・ナポリオーニ,
佐久間裕美子
買った
読み終わった
作者が経済的に豊かで経済的に破綻したとはいえ旅行へ行けるくらいの社会的立場があることにちょっと差を感じてしまったけど(私が単に卑屈なだけ)でも編み物という一点を通して何かを共有できるのかもしれないとも思った。
編み物自体は棒か針と糸があればできるので、高い趣味じゃない。
でも現代では大量生産が主で手編みをする場面は減ってそう。
となると、仕事以外の場面で編み物をする時間やコミュニティがあるかどうかなのかな。
編み物をするための時間、共有するためのコミュニティがまず必要なのかも。もしくは、それをつくっていくこととか。
あちこちで紹介されてたので読むのが楽しみだった。
フェミニズム的な視点から編み物の社会史を振り返る、エッセイ。もうちょっと編み物の歴史が網羅的に書かれてるのかと思ったけど、作家の個人誌を交えて、エピソード的に歴史が紹介されていく形式だった。
編み物は何年か前にハマったのでまたやりたくなった〜 とりとめない話をしながら手を動かすことや、もくもくと作業する癒しがあることはすごく理解できる。昔実習先で刺し子をした時に初めての感覚に驚いたな。