
くりこ
@kurikomone
2025年11月3日
歪な愛の倫理
小西真理子
読んでる
第四種 暴力的な存在と社会的排除 まで。
攻撃性を伴う自閉症の子供を持つトルーディが暴力を振るわれつつも逃げられずに亡くなるトゥルーディ事件をよむ。
「自閉症の人が生き続ける可能性を否定し、ケアのための社会的包括の枠組みを否定する壊れたシステム」を批判する手紙を残しトゥルーディは亡くなる。
薬で治す医療モデルも、社会全体で自閉症のことなる生き方を理解する社会モデルも大切なのだけど、『ユマニチュードの革命』を読んでから「問題行動を起こす人」に対しては相手を変えようとするのではなくこちらが振る舞いを変えることで穏やかになるのではと思っている(社会モデルの一つとして捉えられるのかも)。
どうしても話せない人に対してはケアする側がパターナリスティックな対応になりがちで、相手のして欲しいことと、こちらがしたいことがずれてしまう。声を上げられない人との対話の実践がユマニチュードであり、ケアで大切なことなんだと思う。
(それはもちろん家族だけではできることではなく、社会全体が協力することは前提。)


