読書記録 "バベットの晩餐会" 2025年11月3日

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2025年11月3日
バベットの晩餐会
バベットの晩餐会
イサク・ディネセン,
桝田啓介
表題作のみ読了。 「あなたがたには想像することがおできになるでしょうか。お祈りをしようにもなにひとつ願いごとがないということが、人間の心にとってどんな意味を持っているかということを。」p.46 というバベットのセリフが印象に残った。 内戦で家族を殺され亡命して他国で家政婦をして生き延びているという境遇が想像を絶する。 美人姉妹を中心として周辺の人物が描かれていくのだけれど、これはバベット(家政婦)と姉妹に恋していた男たちの物語なんだなあと思った。 人生の話であり、芸術の話でもある。
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