
もなか
@misaki_no_ki
2025年11月3日
小さな神のいるところ
梨木香歩
読み終わった
@ 自宅
『歌わないキビタキ』の続編。
八ヶ岳の山荘で過ごすパートがとても好きで、小鳥やリスを観察したり薪ストーブで火を焚いたり、読んでいると自分もやってみたくなる。
今回はやや辛いエピソードが多かった。著者の身辺の出来事としても、社会のニュースとしても。
でも最後には希望を感じさせて終わるのが、梨木香歩さんらしいと思う。
〈暴力的な流れのなかで、なすすべもなく立ち尽くしているような、老人医療の受け手たち。そのなかの一人でも、少しはましな最期が迎えられるように。(…)
行きずりの老人たちに、父母を見ることは、おそらくこれからも続くのだろう。〉


