
ラカント不戦勝
@mnueo
2025年11月4日
あなたは、誰かの大切な人
原田マハ
読み終わった
スパの一角にあった原田マハさんコーナーで見つけたもの
現在独身の女性を主人公にした様々な短編を通して、家族の単位に縛られない人との関わりや、人には理解されないかもしれないけれどその人にとっての幸せを描いていて素敵だな〜と安直に思った。
特にマハさんのお話は話に出てくる建物や景色、食べ物が文字を通して鮮明に伝わってくるので好きで、今回はとにかくメキシカン料理食べてみたいな〜!となった。出てくる景色に対する細やかな表現は実際にその季節・その時間に自分で見てみないと分からないような表現が多くて、マハさんならではのものだと思う。
お話の一つである「無用の人」は原田マハさんが監督をなさって映画化されるらしい。あなたは、誰かの大切な人という作品において無用という言葉で表される人がいることが気になって手に取ったが、誰かにとっての無用は誰かにとって有用であり、人と人との出会いは運命的であると再実感できた。お話の最後の情景が本当に気になるので、映像化されたら絶対見てみたい!
おのれに存する偉大なるものの小を感ずることのできない人は、他人に存する小なるものの偉大を見逃しがちである。
↑この言葉、難しくて100の理解はできていないかもしれないけれど、自分の理解を信じてそうでありたいなと思いながら生活できたら素敵だなー



