本の虫になりたいひと "文庫 生き物の死にざま" 2025年11月4日

文庫 生き物の死にざま
この本はいろんな生き物の死に様を説明してくれる。「動物がこんなこと考えてるわけない」と思って筆者のことを疑ったりもしたが、そう言う話ほど頭に残った。9割の話が初耳だったので筆者の持つ知識の膨大さに感服した。 「動物がこんなこと考えてるわけない、と言い切るのは傲慢かもしれない…」と本を読み終わった今なら言える。作中の、本能と知性の話(蜂の話)を読んだからだ。この小話が1番印象に残ったので是非読んでみてほしい。 他の動物は今を生きることができる。人間は今を生きるだけでなく先を予想することをする。人間は未来をみることができる。そのうち輝かしい未来を望むことを希望と呼ぶのだ、という話は胸にグッときた。
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